何人も子でもに恵まれない夫婦に出会ってきました。
中には、どうしても諦めることができないので、頑張って、妊活を継続している人もいます。
しかし、子作りには、どうしてもタイムリミットというものがあります。
そのタイムリミットを過ぎた夫婦のなんとすがすがしい事でしょう。
逆に、こっちが羨ましくなってしまうほど、人生が充実しています。
確かに、子供がいなくて、辛い思いをしてきたのかもしれません。
日本では、子供を産まない女性は、一人前の女性として扱われないとまで言われます。
昔から、一定数の女性は、子供を作らなかった(できなかった)のですから、今更、子供ができないことって、そんなに珍しい事、大袈裟なことなのでしょうか。
「妊活に頑張っています」と宣言をして、なかなか赤ちゃんに恵まれないのであれば周りの人たちも気を使うでしょうが、そもそも、子供を作る気がない人たちもいるわけで、そのような人たちにとっては、子供ができないというか、子供を作っていないのですから、「かわいそう」なんて思うこと自体不自然です。
今、妊活で一生懸命に頑張っている人へ、もう一度、本当に赤ちゃんが欲しいのか純粋にそう思っているのか、考えてみてもいいのかもしれません。
単に価値観だけで、判断していないでしょうか。
周囲の友人たちが、次々と妊娠、出産したことで、自分もその波に乗らなければと思っているだけかもしれません。
置いて行かれるような感覚になっているだけなのかもしれません。
子供は欲しいけど、できないという残念な思いは、たとえ子作りを諦めたとしても、人によりますが3年くらいは、引きずってしまします。
でも生理学的に無理な年齢になると、本当に今までは、何だったんだろうかと思う時も来ると思います。
40歳で子供を産むと、子供が成人した時は、自分はもう還暦です。そのようなことも考える暇もなく、子作りに頑張ったのでしょう。
ふと振り返ると、「産まなくてよかったかも」と思える時が来るかもしれません。
結婚して、子供を産むのが当たり前と言うのは、単なる社会的刷り込みでしかありません。
さらに女性は、良い妻、良い母にならなければという刷り込みに縛られ過ぎているのかも。
そんな刷り込みは、あくまでも刷り込みです。
「正しい」わけではありません。
もう少し楽に考えてもいいのかな。
もし、赤ちゃんに恵まれなくても、きっと後悔しないと思う。
むしろ、「あの時赤ちゃんができなくてよかったね」って思えるような人生を送ってほしいと思います。
「子供いないとかわいそう」「孫がいないとかわいそう」と言われますが、いったい誰がかわいそうなのでしょう。
私?、夫?、親?、いやいやみんな、ガッカリしていませんよ。それよりも、今みんなが幸せに暮らせていることに感謝しているくらいですから・・・・
これからは、「すべて手に入れる、すべて達成する」ことが幸せな時代はもう終わりです。そのような価値観ではなく、「手に入らなくても、達成できなくても幸せ」だったという価値に変わりつつあります。
そんな価値観も素敵ですね。
最後に、子供ができない人とは逆のパターンでう、本当は子供が欲しくなくても、自然とできてしまい、子供を不幸にするだけではなく、自分自身も不幸になっていく女性も数多くいます。
これも事実ですから。
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